交渉が決裂する場合やクレジットカードが使えないというデメリットがあります。

任意整理を行う場合のデメリット

・債権者との合意が取れず、任意整理の手続き自体が進められない。

・信用情報機関に事故情報が登録（ブラックリスト登録）されるため、7年ほど借り入れやクレジットカードの利用ができなくなる。

 

しかし、当然ながらメリットも持ち合わせています。

・債権者との合意が取れた場合、将来利息がカットされる。

・裁判所を通さない手続きのため、手続きも比較的簡単であり、裁判所への提出書が不要。

・第三者に知られることなく手続きを進められ、自己破産のように資格制限もない。

一定の場合には財産を処分しなければならない場合があります。

・住宅ローンを任意対象にした場合
→ 自宅を手放さなければならない
・自動車ローンを任意対象にした場合
→ 債権者に車を引き上げられる
・クレジットカードのショッピングローン
→ 債権者に引き上げられる

ただし、財産処分を回避する方法もあります。
・自宅を残したい → 個人再生を利用
・車を残したい
→ 自動車ローンを除外して任意整理、もしくは第三者が一括支払い。
・買った物を残したい
→ ショッピングローンを除外して任意整理、もしくは第三者が一括支払い。